2012年10月6日(土)
とうとう復活がかなった登り窯。復活をみんなでお祝いしようと、復活祭を開催し、干支人形の絵付けと登り窯の見学会、そして登り窯カフェを行いました。
午前中に行われた干支人形の絵付けでは、作り始めて今年で10個目という方、「毎回参加しているので」と受験生にもかかわらず来てくれた中学生男子、修復に参加した吉成小学校の子どもなど、16名の参加がありました。絵付けは堤人形作家の佐藤明彦さんに指導していただきました。
目に黄色を塗り、下に赤の線と上に黒の線、そして瞳を入れてあっという間に来年の干支の巳が個性豊かに仕上がりました。作業の手順は少ない内容だったので、おしゃべりしたりお互いに見せ合ったり、ゆったりと楽しい時間を過ごしました。
36年ぶりの火入れ式の様子 |
絵付けが終わった頃、登り窯の見学会を行いました。見学会やカフェのためにやってきた人や、絵付けに参加した子どもたちが登り窯焚口の前に集まりました。はじめに、窯に酒と塩と米をお供えして昔の火入れ式を再現し、窯の復活をお祝いしました。
その後、登り窯全体が見える場所に移動し見学会です。まちかど博物館館長のはつみさんがこれまで修復に関わったみなさんへお礼の言葉が話されました。見学会に集まった方からは修復のことのほか、これまでの堤町の歴史や、生活のことなどたくさんの質問やご自身の思い出などが話され、話はつきませんでした。
登り窯カフェ |
登り窯カフェではコーヒー、紅茶、加美農業高校のリンゴジュース、そこに蕎麦の実スコーンを付けてお出ししました。窯内の釉薬がかかったようになった部分を見えるように積み上げられており、ロウソクでキラキラと光る空間に、訪れた方はゆっくりと流れる時間を楽しんでいました。
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