2017年9月26日(火)
六郷小学校5年生128名は、食や農の視点で地域の良さを見つけることをねらいとした総合学習の一環として、校庭の一角にある「六ちゃん散歩道」と名付けられた小道と、その先にある学校菜園を含めた空間全体をデザインする活動に取り組むことになり、5月から取り組んできました。
9月からは、いよいよ実際に図面を描いたり模型を作ったりしながらデザイン活動に入ります。今回は、空間デザインの練習として、畑や小道に設置する①ゲート ②ベンチ ③休むところの3つのテーマの中から1つのテーマを選ぶ、または複数のテーマを選んでスタディ模型を作ることになりました。
黒い台紙と白いケント紙を使用し、黒い台紙は地面の役割、白い紙は構造物をつくる役割として使います。白い紙を切りとったものを立体的に組み合わせ、黒い台紙に貼り付けます。黒い台紙については好きな形の穴をあけてもよい―下から光を照らしたときにその穴から光がもれるようにするためと説明しました。また、模型を作る際の注意点として、外から見た形、中の空間どちらも大切だということ、畑につながることを想像しながらオリジナルのものを考えることが大事という話をしました。
最初は白いケント紙をはさみで切り取る前に、紙に平面的な形を描いてしまう場面も多く見られました。立体的に考えるために実際に切り取ったもので形を作りながら考える方法をやってみようとアドバイス。慣れてくると立体的な形を組み合わせていくことができました。
作品ができると、廊下に用意した段ボールの中で懐中電灯を照らしながら見え方を確認しました。「ここの部分の影が見える!」「きれい」「すごいね」という声も聞こえてきました。光を上から照らしたり、下から照らしたりすると、子どもたちは光の照らし方によって模型の表情が変わる面白さを知り、再び模型の手直しを試みる姿も。時間を目いっぱい使ってそれぞれのオリジナルの模型ができあがりました
紙を切ったり曲げたりして組み合わせると素敵な形ができました |
休むところを作りました |
光の当て方で見え方も変わります |
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