2017年12月5日(火)
身近な校庭の空きスペースを何かに“つながる小道”にしようと、模型を作りながらデザインの試行錯誤を重ねてきた5年生の子どもたちにとって、いよいよ発表する時がやってきました。12月5日~7日までせんだいメディアテークの1Fオープンスクエアで開催された“アーキテクツウィーク2017”はJIA(日本建築家協会)宮城地域会のイベントです。12:00スタートの会場には朝早くから建築家、ネットワーク仙台のメンバーや先生たち(前日)が運び込んだ、40分の1の模型が12セットとバブルダイアグラムから描いた「つながる小道」の図面が展示されています。
11時過ぎ、チャーターした路線バスで子どもたちが続々とやって来ました。この日は時間の都合上、給食が食べられないのでお弁当持参。会場の椅子を急遽、倍に増やしてもらい、先ずは全員でお昼です。ステージやバックヤードも使い何とか腹ごしらえができました。何だか遠足みたいな気分です。でも発表の子どもたちは少しドキドキです。
画像を流すプロジェクターや大きなスクリーン、PC、マイクの準備も終わりいよいよ発表です。司会からの活動紹介の後、12グループの子どもたちが順番にステージに上がりそれぞれのデザインについて発表しました。「みんなが楽しめて何度でも行きたくなる小道をデザインしてください」と依頼してくれた校長先生に対して、なににつながる道か、ゲートのデザイン、ベンチ、休むところ、畑のデザインについて工夫したところ、難しかったところ、良かったところなどを交代しながら話しました。
笑顔につながる小道の発表 |
「畑につながる小道」、「地域につながる小道」、「自分につながる小道」、「笑顔につながる小道」いろいろな小道がありました。大きくて気持ちよさそうなハンモックやカメなどを見る池があったり、ネットフェンスに掛けたたくさんのフラワーポットで楽しい雰囲気を出したり、面白い形をした畑。そしてそこで取れた作物をすぐ食べられるキッチンもあります。子どもたちの小道はどれも夢があり、アイデアも素敵です。テキパキとして結論を先に述べ、その理由を端的に説明する発表の仕方には、建築家たちも舌を巻いていました。
最後に校長先生から、子どもたちに対してお礼の言葉を言ってもらい、40分間の発表があっという間に終了しました。会場はほとんど満杯のお客様。大きな拍手を頂き、満足げな子どもたちは整然と引き上げました。
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