2016年2月24日(水)
上杉山通小学校5年生が総合的な学習の時間で6月から取り組んできた上杉公園デザインプロジェクト。そのデザインの集大成である模型がついに完成しました。この日は授業参観日。完成した模型とデザインを披露する発表会が体育館で行われました。ゲストとして招かれたのは上杉地区連合町内会副会長の池田文彦さん、仙台市青葉区公園課、ネットワーク仙台のメンバーです。
模型を映しながらの発表 |
12チームが、それぞれ考えた公園を発表してくれました。PowerPoint によるスクリーンでの説明に合わせ、模型をiPadでテレビモニターに映しながら臨場感のあるプレゼンテーションが行われました。
10月に森山雅幸先生(宮城大学名誉教授)に教わったように、公園全体を役割と機能のエリア毎(球技エリア、休憩エリア、遊具エリア等)に分け、特に球技エリアでは遊んだボールが他のエリアに飛んで行かないように安全面で柵を設けたチームが多くみられました。公園の中には、花時計、ツリーハウス、噴水(冬場はクリスマスツリーを設置)、足湯、花畑等の独自のアイディアが盛り込まれています。又、高齢者や障がい者の方のための休憩スペースなどそれぞれの立場を考えたアイディアや、備蓄倉庫や避難経路といった災害に関する考えも発表されました。1チーム5分程度で、生き生きとした様子で発表してくれました。
模型説明書 |
花時計やツリーハウスが置かれた公園 |
[これまでの活動を通しての子供たちの感想の一部]
「いろいろな人の立場で考えることが重要であり、意見をまとめるのが大変だった。」「立場によって公園の見方が変わることがわかった。」「環境を守ることが良い公園づくりの第一歩だと気付いた。」「現状の公園には、良いところと改善すべきところがあることに気付いた。」
[ゲストからの講評(抜粋)]
上杉地区連合町内会副会長の池田さん「私達が町内会で公園を考えたとき苦労したように皆さんもいろいろな立場で考え苦労して作ったことがわかった。発表にはとても感動した。」
公園課の土田さん「大人であれば、球技ができるスペースというと1つのスペースで1つの球技しか考えないが、1つのスペースで3つの球技をできるスペースなど子供ながらの発想に驚いた。」
ネットワーク仙台「デザインをするのにみんなの意見を戦わせたり今まで大変な苦労や努力をして作ってきたことをみてきた。発表はわかりやすく素晴らしかった。」
0 件のコメント:
コメントを投稿