2014年10月21日(火)
木のなかはどんな音がするのかな |
空は今にも雨が降りそうな曇り空。午前9時吉成小学校5年生65名は校庭に集合しました。子どもたちは筆記用具や用紙を入れた画板、水筒、傘などを持った重装備の格好。引率者は吉成小学校の先生3名と建築と子供たちネットワーク仙台メンバー6名。子どもたちは、9月9日に探検した学校周辺の国見ヶ丘団地を再び歩くのですが、今回は音を集めてくることが目的です。はじめに「気に入った音と気になる音を最低合計4つ集めること」「音の種類やどこで見つけたかを文字で表し、その音を絵で表すこと」という課題が出されました。4等分の線の入ったA3の用紙が各自に渡され、この紙に絵をスケッチすること、音は何種類でも可、五感を使って探すよう指示されます。特別な道具としてグループに1つずつ聴診器を持ちました。
臨済院歴史公園で池の音を聴く |
臨済院歴史公園や水辺公園を中心に、右廻り(1組)と左廻り(2組)の2つのグループに分かれ音収集に出発しました。校庭を出て道路を歩き出しましたが、街路樹の幹や道路の路面などに聴診器をあてたりしてなんとか音を聴き出そうしていましたが、音そのものを中々捉える事が出来ません。しかし公園内に入ると木の枝で鳥が鳴いていたり、樹の葉が風にゆらされていたり、池に入り込む水路に水が流れていたり、視覚的にも見えて、耳で捉えて、肌で感じられると「はっ」として耳をすますように神経を集中させています。
皆、紙の上に絵を描き始めました。その頃から曇り空の間から陽がさし込んできました。聴く事に慣れた子供たちは2枚目の紙をもらい、音拾いがどんどん増えていきました。すごい!途中休憩を入れ、2つのグループとも団地内をひと廻りして教室に戻りました。
外で集めてきた自分の調査書のまとめをしてから、どんな音を集めたか、音集めについて感じたことについて発表しました。
最後にみんなで自分の作品を見せ合って大いに満足したようです。
集めてきた音のスケッチ |
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