2017年3月13日月曜日

上杉公園デザインプロジェクト~模型完成発表とプレゼンテーション~

128日(木)
6年生が10月から取り組んできた上杉公園の模型がついに完成しました。完成発表と、上杉公園デザインを依頼した仙台市青葉区へのプレゼンテーションは、(公社)日本建築家協会東北支部宮城地域会が開催するアーキテクツウィーク2016のなかで行われることになり、子どもたちはせんだいメディアテークの1階オープンスクエアに集合。会場は、保護者、市民、建築家、学生などたくさんの大人でいっぱい、立ち見も出るほどの盛況でした。
子どもたちは、デザインの工夫のポイントについて、展示してある模型をiPadを使って動画でライブ配信しながら、「七色公園(61組)」「上杉グリーンヒルズ公園62組」「上杉公園(63組)」「上杉Circle公園(64組)」について発表。
「様々なことに使えるよう中央に広い芝生広場を作った(ボールエリア)」「木を植えて遊ぶ場所を区切り景観もよくしている(ボールエリア)」「災害時にベッドやベンチになるシーソーがある(遊具エリア)」「2つの大きなアスレチックのほかたくさんの遊具がある(遊具エリア)」「車いすでも使えるジョギングロードを作った(休憩エリア)」「自然がたくさんあり、動物たちとも触れ合えるようにした(休憩エリア)」など、公園の持つ様々な機能を考えた公園のアイデアに、詰めかけた聴衆は感心しきりでした。
最後に、仙台市青葉区長に上杉デザインプロジェクトの成果や感想などをまとめた報告書を手渡しました。



立ち見がでるほどの盛況でした

模型を動画で配信しながら来場者に説明    


鳥の目で見ると本物の公園のようです


青葉区長に報告書を手渡しました

2017年3月11日土曜日

上杉公園デザインプロジェクト~模型をつくろうパート3~

1129日(火)
子どもたちは、1115日からグループごとに模型づくりを進めてきました。今日は各グループが製作してきた模型を合わせて見ることからスタート。子どもたちははじめて見る公園全体の姿に夢中になっていましたが、お互いのエリアを行き来できないようになっているなど隣接エリアとのつながりに問題があることに気がつくグループもありました。
全体を見たあとは、各クラスに分かれてグループごとに模型づくりを進めていくのですが、活動にあたっては、全体としてのデザイン、スケール感、道路や上杉コミュニティセンターとの関係、公園の入り口、樹木のリアリティ、安全性などに注意して作っていくように話しました。
各クラスでの模型づくりに入ると、子どもたちはすでにイメージができているようでこれまで以上に集中して取り組んでいました。あるクラスでは、ボールエリアを細かく区切るのではなく、自由に空間を使えるように真ん中に芝生広場を広く設けたり、桜ともみじの木を交互に植えて季節ごとに色を楽しむ工夫が見られました。また別のクラスでは、スタッフとして来ていたJIA宮城の建築家に遊具のスケールについてアドバイスをもらいながら、リアリティ感あふれるアスレティック遊具を作っていました。私たちもクラスを巡りながら、気づいた点を助言していきました。かなり大きい建物(防災倉庫)を作っていたグループには「景観も考えてみてね」。しばらくして戻ってみるとその建物はなくなっていて近くにあった丘の中に移動していました。5mの高い丘をつくろうとして道路に面して高い壁を作ってしまったグループには、「道路を歩いている人に圧迫感があるのでは?」と問いかけました。あとで行ってみると丘はありましたが、道路から後退させて、道路沿いにジョギングロードと花壇が作られていました。
こうして模型づくりと格闘しているうちにあっという間に時間がなくなり、128日のせんだいメディアテークでの発表とプレゼンテーションまで模型を完成させることを約束して別れました。


模型を合わせて隣のエリアとのつながりをみました


何をどこに作るのか分担して作っています


花壇、噴水、ベンチ、街灯など休憩エリアに必要なものを作っています


遊具の一つひとつにもこだわっています