2014年2月15日土曜日

JIAゴールデンキューブ賞組織部門優秀賞を受賞しました


2014125日(土)
昨年の11月末、JIA日本建築家協会)ゴールデンキューブ賞20132014に応募していた「子どもたちが応援する歴史的建造物の震災復興~地域・小学校等との協働プロジェクト~」が組織部門の優秀賞に選ばれました。この賞は、子どもを対象とした建築や都市環境の教育活動を評価し、支援するために設けられ、子どもむけの建築やまちづくりの教育活動ならびに教材を広く公募し、優れた活動や教材を表彰する制度で、3年に一度開催されています。
今回私たちは、堤町まちかど博物館の登り窯の修復作業や、旧丸木商店の店蔵のファサードのデザインなど子どもたちが行った歴史的建造物の震災復興活動について応募しました。この受賞は、会員の皆様はもちろん、日頃よりネットワーク仙台を応援し、活動をともにしている地域の皆様、学校関係者の皆様など多くの方々のご協力とご努力の結果であり、心よりの感謝を申し上げるとともに喜びを分かち合いたいと思います。
今後、学校部門、組織部門、出版部門、視聴覚作品部門の各優秀賞4作品が、日本からのノミネート作品として、UIA(世界建築家連盟)建築と子どもゴールデンキューブ賞の国際審査に推薦されます。
審査結果の内容は下記HPに掲載されています。

「“デザインウイークin仙台2013”市民講座とワークショップ」への協力


2013128日(日)
白い台紙の上に
黒い紙を切り貼りしてデザインします
「デザインウイークin仙台」は東北のデザイン団体が実施しているデザイン啓蒙活動で、毎年さまざまなイベントが行われています。ネットワーク仙台は、このイベントのひとつとして開催された日本建築家協会(JIA)主催の市民講座とワークショップ「建築と子供たち2013USA研修+震災復興をはげます“紋”をデザインしよう!」に協力しました。会場はメディアテーク5階のパフォーマンススタジオ。仙台の冬の風物詩、光のページェントを窓外に見ながらの講演とワークショップには、吉成小の6年生や先生方を含めた子ども11名、大人12名が参加。同じ5階のギャラリーには吉成小の野菜の断面図も展示されていて会場の雰囲気を盛り上げていました。   
さて、前半はネットワーク仙台から、復興支援へのお礼を兼ねたUSA研修旅行について、北部の歴史的な街バッファロー市と、セントローレンス川沿いの町クレイトンでの、子どもたちへのデザイン学習と、歴史的建築の保存活用事情を、後半はJIA会員でもある渋谷セツコさんが、アン・テーラー博士が提唱する、自然界でのデザインの原理「パターン」の種類と、それを使った世界の建築の例を話しました。そして最後は、「パターン」を使って、震災復興を励ますオリジナルの“紋”を、それぞれがデザインするワークショップを楽しみ、すてきな“紋”ができあがりました。

すてきな紋ができました