2011年2月13日日曜日

活動内容

建築と子供たちネットワーク仙台とは?


 建築と子供たちネットワーク仙台は、建築や都市のデザイン手法を用いて、子どもたちの創造力を培い、よりよい人工環境への意識の芽を育むための教育活動を実践するために、建築・デザイン関係の専門家、教師、自治体職員を中心に1993年に結成されたNPOです。活動の内容と手法は、「Architecture and Children」や「City Building Education」などの教育法をベースに独自に改良を加えたものです。


結成当初は、市民センターなどの公共施設やイベント会場での活動が中心でしたが、1997年以降、市内12の小学校において、まちや公園などをデザインする総合学習を実践するようになりました。


はじめは、コミュニティゲストのような形で短期間の授業を行っていましたが、次第に教師の授業パートナーとして一緒に指導計画を作るようになり、半年から2年という長期にわたる学習に関わるようになりました。


「かんきょうにやさしい町づくりー長町副都心計画ー」東長町小学校5年生(2000年)
「南小泉たんけん2002地下鉄東西線プロジェクト」南小泉小学校6学年(2002年)


2003年には、ネットワーク仙台と協働する小学校の教師との連絡協議会「教育デザイン会議」を立ち上げ、意見や情報を交換しながら、それぞれの学校の授業を実践するようになりました。 


こうした学校での教育活動のほかに、仙台を南北に貫く奥州街道沿いの歴史的景観資源の保全と活用の活動を行ってきました。2001年、街道北部の堤町で、仙台の伝統的な焼物「堤焼」の遺構である登り窯を「堤町まちかど博物館」として整備しました。以来、登り窯の修復を行うなど歴史的景観資源を保全する活動を継続するとともに、複数の小学校の総合学習としてまち探検や焼物づくりを実施し、地域文化を学ぶ活動を毎年行っています。また、街道南部の南材木町において、仙台市景観重要建造物「旧丸木商店」の店蔵を保全・活用する活動も行っています。 
「登り窯修復ワークショップ」堤町まちかど博物館(2002年)
「昔の蔵をきれいにしよう!」仙台市景観重要建造物「旧丸木商店」(2010年)


(2011.2.13)

2011年2月12日土曜日

【堤町まちかど博物館ワークショップ】こけしのおひなさまに絵付けしよう

堤町に今も残る6連の登り窯

今年はこけしの座り雛に絵付け


昔むかしの江戸時代からついこのごろまで、堤町ではみんなのくらしに使うほとんどの食器や道具がやきもので作られていて、とてもにぎやかでした。今はふつうのまちになってしまいましたが、1つだけ残されている堤町まちかど博物館の登り窯や堤焼を見ると、昔のくらしをしることができます。
このワークショップでは、現代の名工の佐藤正廣さんの手ほどきを受けながら、こけしのおひなさまに絵付けをしていきます。


  • 日時:平成23年2月26日(土)10:00~12:00(集合:9:50まで)※雨が降っても行います
  • 場所:つつみのおひなっこや体験工房 仙台市青葉区堤町2-10-10
  • 講師:佐藤正廣さん(こけし工人・木地師/平成19年度現代の名工)
  • 参加費:2000円 
  • 準備するもの:汚れてもよい服装、タオル
  • 募集人数:小学生以上20名 下記に2月19日まで先着順
  • 申込受付:つつみのおひなっこや TEL&FAX 022-233-6409
主催:建築と子供たちネットワーク仙台 
協力:つつみのおひなっこや、佐大商店
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同時開催:
「堤人形のおひなさま展」(入場無料)

  • 日時:平成23年2月17日(木)~3月13日(日)午前10時~午後4時
  • 会場:堤町まちかど博物館(仙台市青葉区堤町2-11-38 TEL:022-234-2674)
博物館2階に江戸期から昭和までの堤人形を展示します。


*ワークショップと「堤人形のおひなさま展」は、「うれし楽し ひいな街道めぐり」(主催:粋々まちなかプロジェクト)と連携して実施するもので、期間中は雛めぐりスタンプラリーも行われます。