2014年11月10日月曜日

毎年恒例の干支人形の絵付けと修復した博物館の2回目のお披露目を開催しました


平成261025日(土)
堤人形作家の佐藤明彦さんの手ほどきを受けながら、来年の干支「ひつじ」の絵付けをしました。会場はつつみのおひなっこや堤人形体験工房です。
始めに胡粉が塗られた胴体にピンク色で梅の花を描きます。次は緑で松の葉ですが、細い線は難易度が高いです。そのあと金色で角を塗り、花の中心に花粉のテンを入れると急に豪華になりました。耳と鼻、口に紅を入れ、最後は黒で目を入れるのですが、どなたかが「画竜点睛・・。」と言いながら慎重に筆を動かしていました。これが表情を決めるので毎回緊張します。
小学生の時から参加し続けている高校2年男子は、部活のため泣く泣く欠席でお母様のみの出席でしたが、別の日に師匠に指導をお願いしていました。今回で12個完成という方、親子で参加されている方、ご近所に住んでいる若い方たちと終始笑いの絶えない講座になりました。来年も良い年になりそうです。
「ひつじ」が完成!

表情豊かな「ひつじ」たち


絵付教室の終了後は、登り窯と博物館の見学をしました。10月中旬に、カメの転倒防止木枠台の設置や堤人形「谷風」の保護ケースの修繕と展示台の製作など展示室の震災復興が終了しましたが、今回はリフレッシュした博物館を見ていただく2回目のお披露目となりました。ご近所に子どもの時から住んでいるという若い方たちが、とても興味を持って絵付けの前と後にも、熱心に展示を見ていました。

先日の掃除と木枠がついたことで、新たに命が吹き込まれた博物館
新しく保護ケースが完成した江戸時代の堤人形、大横綱「谷風」

年末のお忙しい中、明彦師匠には博物館の説明もお付き合い頂きました。 館長の佐藤はつみさん、皆様ご協力ありがとうございました。

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