「白菜の水分は何%?」「うーん・・」 |
10人ほどのゲストが招かれ、これまでの活動を振り返り、被災地の方への思いを深め、学習でお世話になった方や保護者達にこの取組みから生まれた思いを知らせるねらいの会が、リラックスした雰囲気の中で始まりました。りっぱにできあがったマガジンの紹介とお礼の挨拶のあと、子どもたちが独自に考えた、自作自演の1時間にわたる寸劇のスタートです。
劇は、学校から帰った6年生の一人がTVのスイッチを入れるところから物語が始まります。ニュースキャスター役の生徒が話を進める中、仮設住宅で灯ろうを飾った時の子どもたちの思いや、被災者の気持ち、白菜との出会いや収穫の喜び、白菜の断面図を描いて絵にし、詩を作った時の心の高まりなどを、会場を巻き込んだインタビュー、クイズ、料理コーナー、美しい歌声のコーラスをちりばめて、笑いあり、感動あり、思いのたけを精一杯表現し尽くしました。最後に出来上がったマガジンを担任の先生に宿題として提出し、大いに褒めてもらう、というオチもつけて拍手喝さいのうちに寸劇は終わりました。
1時間が短く感じるほど子どもたちの発表の内容は濃く、それだけこの1年で学んできたことが総合学習として充実し、楽しんで継続してきたことがうかがえました。おそらく、子どもたち一人ひとりの心の中に、形は違っても、学んできた大事なことがキラ星のように輝いているのでしょう。この総合学習のプログラムを先生たちと一緒に考えた私たちにとって、こんな嬉しいことはありません。
帰り際の校長室で、仮設住宅にお住まいの方が「灯ろうが3日で引き上げられる時は涙が出たよ。ちょうどクリスマスでツリーも飾ってあったけど、それより、灯ろうが光った時はみんなで歓声をあげたくらいきれいだったんだ。」とおっしゃっていました。被災地の方々を励ます点でも、子どもたちのがんばりは大成功だったということですね。
このプロジェクトは私たちのブログではとても表わしきれないほどの深い広がりを持った素晴らしい活動でした。詳しくは以下のブログをご覧ください。
なお、本ブログの写真の一部は学校からご提供いただいたものを使用しております。
0 件のコメント:
コメントを投稿