2019年6月18日(火)
毎年恒例となっている台原小学校3年生の土鈴づくりワークショップを、日本建築家協会東北支部宮城地域会と連携してお手伝いしました。
今年の3年生は99名、指導は堤人形作家の佐藤吉夫師匠と佐藤明彦師匠です。ネットワーク仙台から台原の地域と堤焼や堤人形について話したあと、明彦師匠から土鈴の作り方の説明を受けました。
「半分に切った新聞紙で土の玉を包んできっちりと握ったものを作ること。粘土を手のひらで3回叩いてからひっくり返して3回叩く、を繰り返し厚さ8mm程度に平らにした粘土の中に、先に作った新聞玉を包んで、上の方をつまんで形をつくり、ヒモを通す穴を開け、底辺に細長く四角く切り込みをあけます。」
「半分に切った新聞紙で土の玉を包んできっちりと握ったものを作ること。粘土を手のひらで3回叩いてからひっくり返して3回叩く、を繰り返し厚さ8mm程度に平らにした粘土の中に、先に作った新聞玉を包んで、上の方をつまんで形をつくり、ヒモを通す穴を開け、底辺に細長く四角く切り込みをあけます。」
体育館を使ってグループごとに活動する |
3回たたいてひっくり返し、3回たたいてひっくり返し、を繰り返して粘土を伸ばす |
のばした粘土で新聞玉を包む |
イメージ画を見ながら模様を描く |
今年の3年生は、ダルマ、動物の顔、野球ボールなど、自分なりの土鈴の絵を描いてきていて、何を作るのかのイメージがはっきりしていたこともあり、作業は速かったです。
明彦師匠の手仕事も学べました。始めの説明が聞き取れなかったらしく “まん丸泥団子”になってしまい途方に暮れていた数人の子どもたちには、師匠が手に持って全体をコロコロ転がしつつ握って、紐を通すための突起を作ってくれました。師匠は触った感触で粘土の厚みがわかるのでした。「すごい。やっぱり師匠だ!!」子どもたちは感嘆の声をあげていました。
長い時間コロコロ転がし続けてひび割れしてしまった子、粘土の厚みが均等にならず新聞紙が見えてしまった子も少々いましたが、諦めず最後までちゃんと作りたかった絵に基づいて形を整え、模様を描いて完成させていました。
各自名前を書いてから、師匠のところへ持っていって、最終チェックを受けて完成しました。
みんなの土鈴は2週間ほど乾燥させて、堤町まちかど博物館の窯で焼いてもらいます。
子どもたちの感想は、
「目を作るのが難しいが楽しかった。」
「作ったことがないから楽しかった。」「始める前はかんたんだと思ったが難しかったけど楽しかった。」
「始めは難しかったがいろんな人に教えてもらって楽しかった。」等々。
次回7月9日、堤町まちかど博物館での窯出しを約束して活動を終了しました。
明彦師匠(手前)と吉夫師匠(奥)のチェックを受ける |
完成した作品 |
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