2018年6月16日土曜日

立町小学校5年総合学習「西公園遊びひろばをデザインしよう~バブルダイアグラムを描こう~」

2018612日(火)
今日から、本格的な西公園遊び広場のデザイン開始。まずは遊び広場のデザインに入る前に、517日のUSF交流のときに作ったスタディ模型を思い出してもらいました。子どもたちはそれぞれの作品を手に、「階段を作って高さをあげ、上から広場を見るようにした」「アーチを作ってその下を誰でも通れるようにした。アーチの上から花などきれいなものを見ることができる」「ゆっくり休める場所を作った」など工夫したところを発表しました。
 そして、遊び広場のデザイン活動へ。はじめに、ネットワーク仙台から、「公園は誰が使うの?」と尋ねると「小さい子からお年寄りまで」「外国人」「障害を持っている人」「鳥や犬」などの声があがりました。そこで「そうした様々な人や動物が利用するのでその立場に立って考えること、安全性や耐久性も考えること」を、デザインで大切なこととして伝えました。この活動では、バブルダイアグラムという方法を使って一人ひとりが図(ダイアグラム)を描いていきます。遊び広場にほしい空間(自由に使えるところ、遊具で遊ぶところ、木を植えるところ、リラックスできるところなど)をバブル(泡ぶく)の形で描き、空間と空間を行き来する動線(人や動物)を線と矢印で描いていく図法です。大きい空間は大きいバブルで、小さい空間は小さいバブルで表し、形は丸いもの、細長いもの、波型のものなど空間のイメージに合わせて様々な形で表現してよいこととしました。動線を表す線や矢印も、「空間と空間を何度も行き来するようなときは線を太くするなどいろいろな線を使ってみよう」とアドバイス。
バブルダイアグラムは、1300の遊び広場の実測図の上に描いていくのですが、マーカーを使うので消しゴムで消すことができません。鉛筆に慣れている子どもたちにとってマーカーで描くのは勇気がいるらしく、最初はとまどっていましたが、「直したいときや別のアイデアが浮かんできたときはトレーシングペーパーを被せてその上に描いてね」と言うと手がどんどん動き出しました。
こうしてバブルダイアグラムが完成。何人かに発表してもらいました。広場の周りにランニングスペースを設けた子、小さい子でも遊べる野原を描いた子、などいろいろなアイデアが出てきました。なかには、遊び広場の外側まで考えた子もいました。時間の関係で全員の発表はできませんでしたが、友達の発表を聞いて人によって様々な考えがあることに気づいたのではないかと思います。

次回は7月10日、グループで図面を描くことになります。この場所が広瀬川や青葉山に囲まれた自然豊かな場所であることも考えてくるようにとの宿題を出して今日の活動を終えました。
直したいときはトレーシングペーパーを使おう
引き出し線でバブルを説明し、バブル間の往来の頻度を線の強弱で表現
バブルダイアグラムの特徴について発表

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