10月25日(木)
日立システムズホール仙台にて、宮城県児童館・放課後児童クラブ連絡協議会主催の研修会が開催されました。建築と子供たちネットワーク仙台は、県内児童館、児童センターの職員、放課後児童クラブ指導員の方々等105名を対象に、表現活動の講義にて「折り紙建築」を紹介させて頂きました。
用意した道具は、カッター、鉄筆、アルミ製定規、カッターマットです。
始めに、自分で線をカットする立体的なカードの製作を行いました。実線は切込みを入れる、点線は山折り、破線は谷折りをします。注意としてカッターは1度で切ろうとせず、3回位に分けて少しずつ刃を入れて切ることや、鉄筆で線のはじまりと終わりの部分に印をつけておくこと、折線には鉄筆で線を引くことなども話しました。
1つ目の作品は「ブロック」。始めは戸惑っていたみなさんも要領がわかってくると作業が早く、2つ目の曲線が難しい「白鳥」を作り始めている方もいました。
1つ目の作品「ブロック」 |
静まり返った会場で、カッターを動かす音がかすかにします |
次は茶谷正洋さんデザインの「ミコノス島」「パルテノン」「ウェディングパレス」(こちらは最初から切込みが入っています)を立体的に折り上げます。出来上がった作品に赤や青のカードを裏に当てると、一段と立体感が出る美しいカードになり、会場から声が上がりました。
定規をあててカッターで切った後の全体を折る順番が、少し難しく感じた方もいましたが、参加した方全員がほぼ時間内にカードを完成させることができ、1枚の紙からできる立体の面白さを楽しんでいました。
ウェディングパレスは下から順番には折り上げられないので、 少しずつ全体的に仕上げます。難易度は高めです。 |
始めは緊張した空気が漂っていた会場でしたが、一枚仕上がるごとに、お隣の方と教えあったりとコミュニケーションを取られ、和気あいあいとした雰囲気であっという間に2時間の講座が終了しました。
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