2015年6月3日水曜日

吉成小復興応援プロジェクト〜オリエンテーション•音スケッチの練習〜


今年で4年目を迎える吉成小学校6年生の復興応援プロジェクト。
昨年5年生の時に地域の音マップをつくった経験がある6年生2クラス64名は、仙台市沿岸被災地の「音」を題材にデザイン学習に取り組むことになりました。

■2015年6月2日(火)
 〜オリエンテーション•音スケッチの練習〜

 この日は授業の初回。
 授業の導入では、亘理町荒浜に実家を構えていたネットワーク仙台の渋谷より自身の体験と、それに加えてネットワーク仙台で関わってきた堤町登り窯と旧丸木商店の再生、吉成小学校の復興応援学習の取り組みを紹介しながら、被災の様子や、子どもたちも関わりながらの復興が取り組まれてきたことを伝えました。
 その最後に、北六番丁小学校4年生(2003年当時)が作成した地域を流れる梅田川を映像と音で紹介するCD「梅田川物語」を視聴してもらいました。梅田川の探検で感じたことを詩にあらわし、その詩に音をつけたり、詩のイメージを切り絵で表現したりした美しい作品にみな見入っていました。
 次に、今後デザインを行うための準備体操として、音を描く視覚言語の練習をしていきました。建築設計を行う際、空間やそのつながりを図形や矢印でつながりを表すように、音も図形や線で表していきます。
 1)クラップ(手を叩く音)、2)スライドホイッスル、3)ウインドチャイムの3つの楽器で、音を鳴らし、スケッチしていきます。一つの楽器ごとに5回音を鳴らし、5回目鳴らし終わるまでに描きます。みな1、2、3、4、5回と、耳を澄ませて、描いていきます。
 スライドホイッスルは難易度が高く、最初「これは難問だ」という顔をしていましたが、それぞれが3つの音のスケッチを仕上げました。次回は、津波で被災した仙台市沿岸部の現場に出かけます。
鳴った音を良く聞きます
3つの楽器の音をスケッチして視覚言語の練習




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