2015年2月10日(火)
カレンダーを作った時の気持ちを発表 |
6年生は、総合的な学習の時間で「復興応援プロジェクト」として1年間取り組んで学んできたことを、ゲストを招いて感謝の気持ちを込めて発表し、学習の成果として創作した復興の音のカレンダー“吉成小6年復興応援カレンダー”をお世話になった方たちに手渡しました。
3校時が始まる前、ゲストとして招かれた萱場さん、明成高校の高橋先生、ニッペリア仮設住宅の阿部さんや地域の方々、そしてネットワーク仙台のメンバーは、迎えに来た子どもたちに案内されて3階の視聴覚室に行き、素敵に仕上がった復興の音のカレンダーをいただきました。2月から来年の1月までのカレンダーは、ひと月ごとに復興の音をデザインした一人ひとりの絵が5~6枚ずつレイアウトされています。そして子どもたちが考えたタイトルと言葉が飾られています。例えば3月はタイトル「たくさんの笑顔の花が咲くように」で、ことばは「風から運ばれてくるのは復興を願う想い」。そして“うず”や“分岐”のパターンを使った風の音のデザイン画5枚と音をスケッチしている写真がちりばめられています。
子どもたちは司会の挨拶の後、ゲストの紹介やカレンダーの紹介をして<①なぜこの作品を作ることにしたか、②この作品ができるまで、③仙台白菜を育てて交流、④小学生の私たちができる事>を発表しました。その後みんなで“ふるさと”を歌ったり、2組に分かれて子どもたちが独自に考えたカルタクイズ、クイズアタック25などで精一杯ゲストをもてなしてくれました。
約1時間半の楽しい授業はあっという間に終わりました。招かれたゲストの皆さんは校長室に戻ってからもいつまでもカレンダーの感想を讃えあったり、交流のおしゃべりをしたりして名残惜しそうにしていました。
被災した方たちを励まそうとする復興応援の授業は今年度で3年になりましたが、今回も子どもたちの活動に対する感想とともに“復興応援カレンダー”は私たちの忘れえぬ宝物になりそうです。
<子どもたちの感想より>
自治会長さんからお礼のごあいさつ |
・この活動は、被災した人たちの心に寄り添うことを目標にした。
・うれしくなる事をすると(してもらう方も)うれしくなると思った。
・最初はどうしてここまでやるんだろうと思ったが、(仮設を訪問した時)1回目は昔の遊びをして笑った。2回目はトランプをして笑った。だれかを笑顔にするには自分も楽しまなければということを学べた。
復興応援カレンダー完成報告会/2015年2月12日(木)
6年生は1組(ニッペリア応急仮設住宅)と2組(福田町南一丁目公園仮設住宅)に分かれて出来上がった復興の音のカレンダーを手渡しながら、仮設住宅の皆さんに自分たちの復興応援に対する想いを伝え、この1年間の取組みで学んだことを発表しました。
子どもたちは司会からの挨拶から始め、カレンダーの贈呈、紹介、カレンダーにちなんだクイズなどの出し物をして、集まってくれた10名ほどの皆さんに楽しんでもらいました。カレンダーは後ほど各家庭に配布されます。会場でカレンダーを受け取った皆さんは、じいっと子どもたちのデザイン画に見入って感心したように盛んに頷いていました。自治会長の阿部さんから子どもたちにお礼のご挨拶があり、子どもたちと仮設にお住いの皆さんはリラックスしておしゃべりを楽しみました。
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