仙台/国際センターにて開催される「こども環境学会」http://www.children-environment.org/
での22日の分科会にて、下記のとおり発表を行います。
テーマ
「デザインで支える子どもたちの震災復興
~生きる力の種をまく地域・学校の取り組み〜」
建築と子供たちネットワーク仙台は、建築や都市のデザイン手法を応用して、子どもたちの創造力や問題解決力を培うとともに、より良い人工環境への関心や理解を育むため、未来のまちや公園、家などをデザインする総合学習やワークショップを数多く実践してきたほか、仙台を南北に貫く奥州街道沿いに今なお残る歴史的建造物を舞台に、子どもたちの参画による修繕活動やデザイン学習などを行ってきました。また、“教育デザイン会議”という小学校教師との連絡協議会を立ち上げ、活動の内容や手法について情報や意見を交換しながら活動を進めてきました。
東日本大震災後1年が経ちましたが、他の学校に身を寄せながら学ぶ子どもたちが数多くいますし、子どもたちの身近な環境が被災したままになっているケースも少なくありません。そうしたなかで、子どもたちに、同じ被災者として誰かの復興の役に立ちたいという想いが芽生えています。建築と子供たちネットワーク仙台と教育デザイン会議は、地域住民、大学等と連携して、これまで培ってきたデザイン学習の手法を使って、子どもたちの想いを形にして誰かを励ましたり、子どもたちの手で身近な環境の再生をお手伝いする活動を応援しようと動いています。自分たちの活動が誰かを元気にし、その誰かとつながっているという気持ちが、子どもたち自身の元気を取り戻すことにつながるでしょう。それが地震・津波・原発事故という大災害に見舞われた子どもたちの“生きる力”になってくると信じています。このセミナーでは、地域の公園をデザインする学習や、被災した学校の子どもたちに図書箱を贈る学習など、現在実践されている地道な復興学習と、子どもたちの参画で進んでいる奥州街道沿いの歴史的建造物の復興活動について紹介しながら、“生きる力”の種をまくために私達大人がどのような行動ができるのか会場の皆様とともに考えます。
■開催日時
4月22日(日)10時45分~12時45分
■会場名
国際センター(白橿2)
■対象
大人 定員70名
■申し込み方法
下記チラシよりFAXにて(仙台市民は無料 当日参加もOKです)
■内容
●発表1:
子どもたちと創る歴史的建造物の震災復興
~仙台奥州街道建築たんけんガイドブックを活用して~
細田洋子(建築と子供たちネットワーク仙台)
●発表2:
七郷小学校震災復興学習の創造
~自分が元気、まわりが元気、地域が元気~
亀崎英治(七郷小学校教諭)
●発表3:「つながり」を大切に認め合い助け合う子どもを育てる
~被災校に本を贈るプロジェクトの展開~
菅原弘一(吉成小学校教頭)+吉成小学校6年生
●質疑応答
進行:馬場たまき(建築と子供たちネットワーク仙台)
コメンテーター:堤祐子(教育デザイン会議)
●まとめ:渋谷セツコ
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